実をいうと、昨年の9月補正の中で、事業費が一定割合落ちているところに対して
現金給付をしますということで対策を打たせていただきました。5人以下の従業員というところに限定をさせていただいたところでございますが、我々500件程度の予算を計上させていただいたところでございますが、実際に利用いただいたのは300件ということでございました。やはり一番苦しいのは
飲食関連、
宿泊関連の要は仕入れに係る例えば卸の皆さんとか、それから割と規模の小さい製造業、
食品製造業で、イベントとか催事で物を売ってきたというようなところの皆さんについては、かなり売上げが減少しているというふうに聞いております。我々この
経済対策をさせていただく中で、一番その関連性というかを気にしておりますのはまずは国、県、こういった事業がどういうふうに行われていて、そこで補えないものを基本的には地方自治体、我々のような市町村でフォローしていきましょうというような基本的な考え方を持っています。今般の
まん延防止についても、選び方なんですが、一番多いところで3万円から20万円、1日という中で、飲食の皆さんについては、今実をいうと見回りもさせていただいているんですが、ほぼほぼ皆さんそれにのっとられてやられているということで、前回はお酒を提供するところだけだったんですが、今回はお酒を提供しない、変な
話ハンバーガー屋まで対象になってくるということで、ほぼほぼ皆さんやられているというところでございます。
宿泊についても、
日帰り部分については該当になりますよというようなお話でございますので、日帰りで受入れをしていたホテル、旅館については、若干ではございますが、3万から20万の間ということで、金額としては本当にそんなに大きな金額ではないんですが、対象になってくるということです。
前回の
緊急経済対策の
緊急警報のときには、そこに関連をする
納入事業者に対しても県のほうから20万円の実をいうと
給付措置がございました。例えば酒屋とか、
タクシー、代行、それから卸の皆さんに対してもそういう支援があったということで、県は今回のものについては、それが対象になるかならないかというのはまだ実をいうと発表しておりません。内々に我々県のほうに確認をすると、対象にするような方向で調整をさせていただいているというようなお話を伺っております。
もう一つ、この国の
支援措置でございますが、
事業復活支援金というもの、これ50万から最大250万ということで、資本規模に応じてあるわけですが、まずはそういったものでしっかり要は支援をさせていただくと。市は、どっちかというと
現金給付というよりは
マクロ経済というか、少し下のところから積み上がってくる
サプライチェーンをしっかり復活をさせるという観点の中で、できるだけ漏れのないような対策を打たせていただいているというところで、当然このコロナの状況の中で、何か一部の製造業とか非常に逆に好調だというふうなお話も聞きますが、新発田市においては、恐らく全般的に売上げは落ちているだろうという中で、まずは全般的な国、県のものもうまく活用しながらこのような
経済政策をさせていただいているということでございます。
以上でございます。
○委員長(
中野廣衛)
渡邊委員。
◆委員(
渡邊喜夫) 今ほどの説明ありがとうございました。今日から
事業復活支援金の申請が始まっておりますし、
時短営業等のそういった協力金の関係も、
飲食業関係ではかなり経営的に厳しいというふうなお話を伺っていますので、その辺その間隙にすくい切れないところを市がやはり
助成事業としてやっていくということのお話伺いましたので、この後討論で話をさせていただきます。ありがとうございました。
○委員長(
中野廣衛) 宮村委員。
◆委員(宮村幸男) ご苦労さまでございますが、一、二聞かせていただきます。今の話のように、国の
緊急経済対策というのはどの方向向いてるんだろうと。どのレベルなんだろうかという、県もそうですけども、今の戦略監の話だとその以下をいかに自治体がすくうかというところに力点を置いていますということなんですが、私は今までも今・得の商品券とか、あるいは飲食券とかというのを発行してきたとは思うんですけども、こういうふうにコロナが広がってくると、ストップですよというふうなのがあって、それは延長になるんですか、ならないんですかというのも含めまして、直接何回かこういうのがあって、3回に1遍ぐらいは直接支援というのが一番今言われましたように300件ですか申込みがありましたということなんで、そこにやはり長期になれば、当然直接支援のほうが効果が上がるんではないかなと私は素人ながらもそう思うんですけども、その辺はどんなふうに考えていますか、お願いしたいと思います。
○委員長(
中野廣衛)
清田産業戦略監。
◎
産業戦略監(
清田稲盛樹) 宮村委員のご質疑にお答えをします。
前回のその300件の話です。10万円ということで、500件分を考えていたというふうな話でございますが、まだ予算が少し残っているような、前回お認めをいただいた予算が少し残っているような状況でございます。こういった中で、前回対象にならなかった皆様に再度告知をさせていただいて、もう一度そういった支援をさせていただこうというふうに思っています。
今ほどのご質疑なんですが、その効果というふうな考え方については、様々あると思います。どれが正しいかというところも正直分からないところでございますが、我々とすると先ほども申し上げたとおり、まずはこの
サプライチェーン、新発田の特徴である宿泊、飲食、それから食品製造という、こういったところにすべからくその支援というか、効果が届くということがまずは一番重要なところなのかなということと、それからこういうところは、どっちかというとやっぱり市町村でないとなかなかできないだろうという中でこのようなことをさせていただいているというところでございます。
先ほども申し上げましたとおり、そのほかの事業体につきましては逆に国、県がそういったフォローアップをしていただいているということの中で切り分けをさせていただいているというところで、まずはこのやり方で需要を喚起をさせていただきたいというふうに考えているというところでございます。
以上でございます。
○委員長(
中野廣衛) 宮村委員。
◆委員(宮村幸男) ありがとうございます。
商品券とかというのはする必要があると思いますけども、何回かのうちには直接的に皆さん方もお店や各企業とかというところ回りながら実情もう分かっているはずだと思いますので、ぜひ直接支援も何回かのうちにやっていただくというのがやはり適切でないかなと。特にコロナは、これからまたどうなるかも分からないという長期戦でございますので、直接支援をこれからも続けていっていただきたいというふうに思っているところでございます。
それから、燃油の関係でございますけれども、私もよく調べずにというか、漁船が五、六十隻あるらしいんですけども、なりわいとしている方がやっぱり何軒かおられるんじゃないかなというふうに思っていましたけど、季節的なものだというふうに考えますけれども、それはそれとして、これからも研究していっていただきたいなと思います。合併するときになると、海から山までというようなキャッチフレーズ使いますけれども、漁業をしている皆さんもたしかいるはずでございますので、やはりそういう皆さんへの燃油緊急支援というのは大事じゃないかなと思いますので、ぜひお願いしたいというふうに思います。
それで、今戦略監の話ですと、10アール当たり水稲とかの皆さん方には1,000円ということでございますけども、今回臨時議会で提案したというのは、やっぱり早めに届くということだろうと思いますので、あれですが、大体何月頃までにはそういう支援ができるのかというのをお聞かせ願いたいと思います。
○委員長(
中野廣衛)
長谷川農林水産課長。
◎
農林水産課長(
長谷川英一) 宮村委員のご質疑にお答えいたします。
燃油高騰策の支払い時期ということでございます。まず、
施設園芸農家の皆様方へは、農家の皆様方にいち早く申請を促して、できれば3月末ぐらいまでにはというふうには計画をしております。あと、水稲農家の皆様方、実はこれは水稲生産の実施計画書との整合というものも確認が必要でございます。目安自体が担い手への配分でありますとか、若干圃場整備の関係とかで数字を調整する場合もあるようであります、方針作成者のほうでJAと。それを踏まえますと、6月末ぐらいがタイミングなのかなというふうに考えております。
ただ、その数字がしっかりと確認次第ということで、できるだけ早く皆様方に支援のお金をお支払いさせていただきたいなというふうに考えております。
以上であります。
○委員長(
中野廣衛) 湯浅委員。
◆委員(湯浅佐太郎) 私はすみません、1つだけ。先ほどの
緊急経済対策で観光振興のほうで非常に頑張っていただいているのも分かりますし、それから先ほど戦略監がおっしゃったように、国、県の施策も50万から250万というのあるんですが、何せ施設規模が1億だとか、5億だとか、そんな方々の規模の話をしているんじゃなくて、私ちょっと月岡も、それから芸妓も本当に何とか援助してあげたいと思いますが、その
広告宣伝費に950万という予算があって、常日頃新発田市には観光振興のための
観光協会というような施設もあって、その方々でも別に減らしたわけじゃなく、ちゃんとお金を払って補助払っているわけなので、そういう方々がこういうご時世においてどういう動きをして、一生懸命やっていらっしゃると思うんですが、ほとんどそういったイベントだとかが潰れているわけです。
なおかつ、またその
広告宣伝費は大事だと思うんですけど、ぜひそれ実になる広告宣伝していただきたい。1,000万も広告宣伝かけて、いや、それはやっても、やってもなかなか人が動かない時期に、それは確かに
まん延防止施策終わってからやるということではあるんでしょうけども、なかなか見えない中に、砂漠に水をまくがごとく、ただ宣伝しました、広告しましたというだけでこの大事な税金をただ
広告宣伝費というだけで950万というのは、私も中身もうちょっと詳しく聞きたいなと思いますんで、そこだけひとつお願いします。
○委員長(
中野廣衛)
清田戦略監。
◎
産業戦略監(
清田稲盛樹) この広告宣伝については、私のほうからお答えをさせていただきたいというふうに思います。
おっしゃるとおりなんだと思います。その広告宣伝というのは、市に落ちるというよりは当然事業者に落ちるんで、気をつけないと取られちゃうぜというようなご質疑なのかなというふうに思っているんですが、皆様何度かご覧になったかと思うんですが、例えば我々迅速に多くの人に知っていただくために、新潟日報の広告欄にかなり大きなスペースでカラーでやりますというようなものを載せさせていただいたり、それからテレビCMで直接訴えさせていただいたりということをさせていただいています。今回なぜこの金額になったかというと、この次からのプランは、恐らく全国規模になるだろうというのが一番大きなポイントになります。県内と違って新聞とか、テレビにさえ載せておけば、まあそこそこなPR効果があるだろうというのと違って、今度県外というふうになりますと、ある程度そのOTAと呼ばれる楽天とか、じゃらんとか、そういったネット系のエージェントであったり、大きな媒体であったりというところをどうしても使わないと多くの人に知っていただけないということがあるということなんです。そういった意味では例えば電通とか、博報堂とか、そういうところに頼むと、丸1つ違うぐらいのお金が実をいうと取られるんですけれども、そういった中でより効果的に、より多くの人に届くようなものということで、まずはOTAと呼ばれるオンライン・トラベル・エージェントというんですが、そういったところなんかと連携をしながら発信効果を高めていきたいと。
このほかに、
観光協会がつくる旅行プラン、例えば日帰り旅行プランというものについては、これは協会のほうからも一定の費用を出していただいて、より多くの方に来ていただくような広報宣伝を打っていきたいというように考えておりますし、湯浅委員のおっしゃるとおり、一円たりとも無駄にしないような使い方をしっかりしていきたいというふうに思っております。
以上でございます。
○委員長(
中野廣衛) よろしいですか。
今田委員。
◆委員(今田修栄) 飲食店の補助金の
キャンペーンの件ですけども、その売り方によって、ある人が買いに行ったらもう売り切れましたという話が来て、その辺のその売り方の方法というのはどういうふうなシステムでやっているんですか。
○委員長(
中野廣衛)
小林商工振興課長。
◎
商工振興課長(小林一哉) お答えいたします。
飲食券の件でございますけれども、今のところ主に売っているところがそれこそ
観光協会の窓口で売っておりまして、市内に在住されている方、それから市内にお勤めになっておられる方を対象にお一人様2冊までという形でさせていただいているところがメイン。それから、飲食店のほうでもお願いをして販売をさせていただいているというような状況になっておりまして、今のところも実は販売をしておるところでありまして、一時期売り切れというような状況にも、年末非常に状況がよかったもんですから、かなり販売をしたんですけれども、売り切れ後すぐ追加をすることといたしまして、現在も販売をしているというところであります。
以上です。
○委員長(
中野廣衛) いいですか。
そのほか質疑。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(
中野廣衛) 質疑がないようでありますので、本案に対する質疑はこれをもって終結いたします。
続いて、自由討議を行います。討議ある委員の発言を願います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(
中野廣衛) 討議がなければ、討議を終結するにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(
中野廣衛) 討議を終結いたします。
続いて、討論を行います。討論ある委員の発言を願います。
渡邊喜夫委員。
◆委員(
渡邊喜夫) 議第85号、令和3年度新発田市
一般会計補正予算で、
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時国庫交付金を充当した
緊急経済対策事業については、賛成の立場で討論いたします。
新型コロナウイルス感染症対策の徹底した予防対策事業のほか、観光振興事業、そしてまた原油高の影響によって農業者支援、肥料はじめ各資材、光熱費が高騰する中で、市内の農家経営も厳しいとの声が聞こえてきます。昨年の獲秋といいますか、作況指数も96というような不作の状況の中で、併せて野菜等も価格が低迷していたというようなことで、かなり今回の
燃油高騰に関して経費が増大しているというようなことで、これもまだまだ続く状況というふうなことで、農家経営が今後もかなり大変な状況になるということを伺っております。国による燃油の高騰時の補填制度があるものの、あらゆる資材が同時に高騰する多重苦に対応した今回の支援策と理解をいたしました。このたびの
緊急経済対策は農業、商業、観光業への市内の
経済対策の持続性を十分に踏まえた対策であると理解をいたしました。
プレミアム商品券発行事業、日帰り
宿泊割引キャンペーンの経費の補正など、新発田市の経済を持続性、活性化への足がかりとなる効果的な予算となることを期待をして、このたびの議第85
号、補正予算には賛成をいたします。
以上でございます。
○委員長(
中野廣衛) そのほか討論ある委員ありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(
中野廣衛) それでは、討論を終結いたします。
これより採決いたします。
議第85号 令和3年度新発田市
一般会計補正予算(第15号)議定についてのうち
経済建設常任委員会所管分は、原案のとおり決するに賛成の委員の挙手を求めます。
〔
賛成者挙手〕
○委員長(
中野廣衛) 挙手全員であります。
よって、議第85号は原案のとおり可決すべきものと決しました。
最後に、議第86号 令和3年度新発田市
一般会計補正予算(第16号)議定についてを議題といたします。
担当課長の説明を求めます。
小林商工振興課長。
◎
商工振興課長(小林一哉) それでは、ご説明をいたします。
初めに、歳出であります。
予算議案書の10、11ページをお願いいたします。7款商工費のうち
感染症拡大防止協力金交付事業は、本年1月21日から2月13日までの24日間、営業時間の短縮及び酒類の提供禁止等の要請に協力した
飲食店等に対し協力金を交付するものであり、事務費を含め補正をお願いしたいというものであります。
歳出は以上であります。
続いて、歳入です。9ページをお願いいたします。
新型コロナウイルス感染症拡大防止協力金交付事業県補助金は、歳出でご説明いたしました
飲食店等への協力金交付に係る県補助金であり、補助率は100%であります。
歳入は以上です。
続きまして、繰越明許についてであります。4ページをお願いいたします。
感染症拡大防止協力金交付事業は、協力金の交付を4月以降も継続的に実施をするため、予算の繰越しをお願いしたいというものであります。
以上であります。よろしくお願いいたします。
○委員長(
中野廣衛)
担当課長の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。質疑ある委員の発言を求めます。
渡邊委員。
◆委員(
渡邊喜夫) 今回の予算で対象となる飲食等の事業者件数はどの程度になるんでしょうか。
○委員長(
中野廣衛)
小林商工振興課長。
◎
商工振興課長(小林一哉) お答えをいたします。
新潟県のほうで飲食店の営業許可を出しているお店は、全部で696店舗ございます。そのうち、昨年9月に県の要請を受けて酒類を提供している事業者の方への営業短縮要請については、その後322店舗から申請がありました。このたびは、酒類を提供しない飲食店の皆様についても対象になる場合がありますので、それ以上、400件を超える程度の申請があるのではないかと。対象となる事業者がそれぐらいではないかというふうに推測をしているところでございます。
以上です。
○委員長(
中野廣衛) よろしいですか。
◆委員(
渡邊喜夫) はい。
○委員長(
中野廣衛) そのほか。
〔「ありません」と呼ぶ者あり〕
○委員長(
中野廣衛) 質疑がないようでありますので、本案に対する質疑はこれをもって終結いたします。
続いて、自由討議を行います。討議ある委員の発言を願います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(
中野廣衛) 討議がなければ、討議を終結するにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(
中野廣衛) 討議を終結いたします。
続いて、討論を行います。討論ある委員の発言を願います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(
中野廣衛) 討論がなければ、討論を終結するにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(
中野廣衛) 討論を終結いたします。
これより採決いたします。
議第86号 令和3年度新発田市
一般会計補正予算(第16号)議定については、原案のとおり決するに賛成の委員の挙手を求めます。
〔
賛成者挙手〕
○委員長(
中野廣衛) 挙手全員であります。
よって、議第86号は原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上で当
経済建設常任委員会に付託された議案の審査は終了いたしました。